特例子会社のメリット・デメリット
こんばんは。
今日は特例子会社について語りたいと思います。
札幌に移住する前は東京の特例子会社に勤めていました。
特例子会社とは何か?簡単に言うと障がい者雇用のために作られた会社のことです。大企業が多いですね。詳しくは下記を見てください。
私からみた特例子会社のメリット・デメリットを語ります。
メリットはズバリ、障がい者の配慮がいきわたっていることです。働いていた特例子会社は聴覚障がい者が多く働いており手話でのやり取りが当たり前でした。おかげでコミュニケーションがスムーズに取れました。また、光で知らせるランプや大型モニターが設備されていました。
また、勤務時間も配慮しており合間に休憩時間が何回か設定されていました。
残業がなくほぼ毎日定時で帰れました。
こんなに恵まれた特例子会社、他はないといってもいいと思います。
しかーし
デメリットもあります!
デメリットとは、大きく2つあります。
ひとつめ、単純な仕事が多い。逆に言うならだれでもできる仕事。スキルアップに繋がらない仕事が多いです。特例子会社は親会社から切り出した仕事がほとんどでしかも、重要度の低い仕事がメインでした。今まで責任の重い仕事をした記憶が全くと言っていいぐらいありません。精神的な負荷の軽い仕事が多いと思ってください。
※すべての特例子会社にあてはまるとは限りません。
ふたつめ、給料の安さ。新卒時から給料はほとんど上がりません。ずっと同じです。(せいぜい上がっても数百円程度です)仕事ができない先輩と仕事ができる後輩が同じ給料というおかしなこともあります。←まさにそうでした…。
以上、特例子会社の一般的なデメリットです。
それ以上に大きなデメリットがあります。
特例子会社は障がい者が多い反面健常者が少ない。つまり、たくさんの健常者と仕事をする機会が少ない・皆無だった。世の中を知らないままじゃ社会から取り残される!の危機感を抱きました。
社員の皆は楽に生きたい、聴者の世界に挑戦したくない、ろう者の世界に籠っていたいといったぬるま湯につかっている社員が多かったですね。
今のままじゃだめだ!と思い、聴者の多い普通の会社に転職するきっかけになりましたね。
移住と共に普通の会社(あ、大企業でなく中小企業ね)に再就職しました。何度か聴者の世界の壁にぶつかることはありますが挑戦してよかったと思います。
最後に言います。
特例子会社のメリット・デメリットをよく知ってから就職(転職)活動してください!
先生からこの特例子会社いいよーと勧められても鵜呑みせずによく考えて決めてください!
今回はここまで。